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第41回 天地人あらすじ「上杉の生きる道」10/11

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大河ドラマ天地人 第41話「上杉の生きる道」(10月11日放送)

米沢に入った兼続(妻夫木聡)ら上杉家の家臣たち。

120万石の1/4となった石高で6千人の家臣の
面倒を見ることになった。

兼続を迎える樋口惣右衛門(高嶋政伸)
「なんと!一人残らず連れてくるとは。
はっはっは」

「皆、上杉の誇りを持った家臣ばかり。
暮らしは厳しうなりましょうが、
必ずや力を合わせてやっていけましょう」

「そのことをお聞きになれば、
御屋形様も御喜びであろう」

惣右衛門が部屋の奥の戸を開けると、そこには。。。

「これは。。。」

「そうじゃ。
御屋形様の御亡骸じゃ。
京におられる殿から
直々に御指図があってのう。
春日山より、お連れしたのじゃ」

「殿が。。」

「御屋形様に、この米沢の地をお守り頂こう」

-----

京の上杉屋敷

菊姫が上杉景勝に、
「殿のお心遣い、皆もさぞ
勇気づけられたことでしょう」

「それで、大変なのはこれからじゃ。
わしも、急ぎ向かわねばのう」

菊姫は立ち上がり、縁に出て庭を眺めながら

「米沢。。。
どんな所でございましょう。
私も、その地で殿とともに暮らしてみとうございます」

「世はようやく鎮まろうとしておる。
その日も近かろう」

「奥方様、
ほどなくご苦労も報われましょう」とお船

-----

屋敷に着いた兼続と惣右衛門。
2棟を3所帯で済むために、手入れを
している所であった。

3人の子供達、
お松(逢沢りな)、お梅(並木瑠璃)、
竹松(加藤清史郎)が兼続を迎える。

惣右衛門の後妻、およし(西原亜希)と
娘のお貞(緑 友里恵)もいる。

いずれ実頼の一家が来ると聞いた、およしは
持っていた書物を取り落とし、

「実頼殿の奥方は気位高く。。
私など、下女扱いでこき使われるので
ございましょうな。。。」と嘆く。

惣右衛門が
「何を言うておる。心配はいらん。
下女が必要であれば、わしがなってやる。
この本もわしが持とう」

庭先で、風呂桶で竹松の体を洗ってやる兼続。

「母上は、いつもそなたのことを話しておるぞ。
ご飯をしっかり食べているか、
一人でちゃんと眠れているかとな」

「母上は、未だに私の事、子供扱いしているのですな。
もう、7歳だというのに」

「いかんか?」

「父上は、5歳の時にすでに、
殿さまの小姓としてお仕えしていたそうな」

「ん、仕えていたといっても、
あの頃は何もできずに、迷惑ばかりかけていたがの」


「しかし、今は家老でございます。
皆が父上のことを敬っておりまする。
父上あっての上杉と!」

兼続に向き直ると、

「私も、父上のような侍となって、
立派に御家を継ぎとうございます」

「ん。。」心苦しそうな兼続。

-----

その夜、惣右衛門と縁側で語り合う兼続。

「実は本多殿のご子息を
お松の婿養子に迎える話を進めておりまする」

「なぁんと。。
竹松は、、、このことを。。。?」

「いずれ折を見て話さねばなりませぬ」

「そうか。。。

竹松は、直江家を立派に継ぎたいと
願っておるだけに、酷なことじゃのう」

「昔、父上に言われたことを
時々思い出しまする。

『与六はよい面(つら)になりそうじゃのぅ』

『侍の面(つら)か?』

『よい顔が侍とは限らぬ。
一生懸命に働く者は、みんなよい顔じゃ。
田や畑を耕しておる百姓たちも、
よい面(つら)をしておる』

「まさに、父上の言われた御言葉に間違いはないと。
おのおのに生きる道があるのだと、
つくづく悟りました。
竹松にも。。上杉にも。。」

-----
その月、景勝がようやく伏見から
米沢に入った。

「誰ひとり当家を去ることなく、
ついてきてくれるとは、皆を誇りに思う。
礼を言う」

家臣に頭を下げる景勝。

驚く家臣たち。



「松川に二里ほどの石堤を築けば、
水害から田畑を守り、さらに、
城下が水びたしになることも防げよう」

「しかし、そんなお金がどこにあります」
と口々に不安を語る家臣たち。

「皆の不安ももっともじゃ。
今の暮らしはしばらくは変わらんだろう。

だが、ただ座して何を待てというのか。
今、新しいことを始め、
希望を持つことで、道を切り開こうではないか」

「恐れながら!
その希望とやらは、腹の足しになりますかのう」

「わしは、実のない夢物語を語っているのではない。

石造りにかかる元手は、わが家禄から都合するゆえ、
心配無用」

「ご家老。。。」と驚きざわつく面々。。

「加えて、各々の中から南原での農地の開墾に
加わりたい者たちを募る。
今の城下は、あまりに込み合っているゆえ」

「それは、わしらに百姓になれと。。」

「開墾した土地は、私有を認める。
自らの手で食いぶちをつなぐのだ。
そうすることで、当地の石高も上がる。
これは、家臣として立派な仕事であろう」

ざわつく家臣たち。。。

「われこそは、と思うものは、
この場で願い申し出てくれ」

-----

その夜、南原付近の絵図面を眺めている兼続。
そこへ、桜井晴吉(松尾諭)がやってきて
声をかける。
「兼続」

「どうした、こんな時分に」

「わしが引き受けよう」

怪訝な兼続に対し「開墾の話じゃ」

「そなたが?
何を言う。
わしは、若い者にゆけと言うたのじゃ」

「わしは本気じゃ。
ここで誰かが引き受けねば、事は進まぬ」
重臣であるわしが手本を示せば、
若い連中とて動くやも知れぬ」

そこへ泉沢久秀(東幹久)、甘糟景継(パパイヤ鈴木)、
山岸尚家(松本実)の三人がやってくる。

泉沢久秀「開墾の儀、お引き受け致す」

甘糟景継「わしもじゃ」

山岸尚家「わしも」

「お主たち。。。」

桜井晴吉がどうしてここにいるかを
知らない山岸尚家も晴吉の肩に手をやり、

「晴吉殿も同じ気持ちであろう」
と言うと、

桜井晴吉は、兼続の後ろを回って皆に向き合い、
「この役目、わし一人が頂いた」

「え?」驚く面々。

「わしが若いものを連れていく。
皆行ってしまったら、
この先、誰が兼続を助けるのじゃ」

「さ、こういう話は、早いもの勝ちじゃ」

酒の準備をしながら、
「ほらほら何を突っ立っておる!座らんか!」

兼続は、家臣達の一部を半士半農とし、
領内の農地の開発にあたらせた。

-----

ある雨の夜、兼続が三人の子供たちを前に、
ついに申し渡した。

「お松、そなたの婚儀が正式に決まった。
相手は徳川の重臣、本多正信殿の次男、政重殿じゃ」

「母上から文で伺っておりました。
よしなにお願い致しまする」

そう言って頭を下げ、話を受ける
お松であった。

「うん」

「今一つ、大事な話がある」

竹松をちょっと見て、

「その政重殿は、わが直江家の婿となる」

「父上?
直江家を継ぐのは私ではないのですか?」

愕然とする竹松。

そこへ、雨で堤に亀裂が入っているとの
知らせが届く。



兼続が堤の様子を見て出て行ったあと、
屋敷では、竹松が見当たらないと
大騒ぎになっていた。

惣右衛門が、庭を探し回っている。
物置小屋のわきには、紅葉の木がある。

「竹松〜 竹松〜」

物置に入った惣右衛門は、竹松のくしゃみに
気がつく。

「こんなところにおったか〜
皆が心配しておるぞ。
さあ。。竹松」

泣いている竹松。
「父上は私のことをお嫌いなのです」

その場に座り込む惣右衛門

「昔、その父も親に捨てられたと泣いたことがあったわ。
景勝様の小姓にならねばならぬ時にのぅ。
そなたの父は強情でのぅ。いやじゃと言い張り、
わしゃあ、このような納屋に閉じ込めたのじゃ」

「お前のばば様は、
まだ幼い身、此度だけは勘弁して頂けぬかと言ってのう。

だが。。。

『そなたは、あの紅葉のようになるのです。
紅葉のような家臣になりなさい。
そのためには、この家を出て喜平次様にお仕えするのです』
『母上。。』
『今日からそなたは、母の子ではありません。
この越後の子となるのです』
『いやじゃ!』

「親としてわが子を犠牲にせねばならぬは、
どれだけつらいことか。。。」

「竹松、ゆめゆめ父の愛を疑うでないぞ。
そなたの父は、誰より、
そなたのことを思うておるのじゃからの」

竹松は、納屋の奥から出てくる。

「さあ、竹松」
手を差し伸べる惣右衛門

だが、突然竹松は倒れてしまう。

「竹松!どうした!竹松!」

-----

堤の様子を見て帰ってきた兼続。

竹松が寝かされている。

「雨に当たり、少し熱が出たのであろう」
と言うと、

かよ(あき竹城)が

「実は、若様のおからだの具合は、
このところずっとよくないのでございます。
一度熱が出ると、何日も下がらぬことがあり、
医者の見立てでは、生来のひ弱さゆえ、
直すことはできぬと。。」

「竹松。。。」

-----

夜が明けた。兼続は竹松の横で
看病をしながら寝込んでしまっていた。
目が覚めた竹松。

「おぉ、目が覚めたか」

「ずっと、ついていて下さったのですか?」

「ああ、熱も少しは下がったようじゃの」

「父上」
起き上がろうとする竹松に、
「寝ておれ」

「いえ、父上とお話しとうござります」

「許せ。だがの、父は皆のことを考え、
他に道はないと思うたのじゃ。
そのことで、そなたを苦しめるとわかっていてもな」

「恨むなら、父を恨むがよい」

「父上も泣かれたのでございますな、
紅葉の下で。
お爺様がお話しくださいました。
父の愛を疑ってはならぬと」
目に涙を浮かべ微笑む竹松。

「竹松。。。」
ひしと抱きしめる兼続。。



「私は、幾つになっても、
父上に助けられてばかりですな。
時には私を支え、励まし、
時には叱咤激励し、
時には私の影となり」

兼続を支え続けていた惣右衛門の
想い出が兼続の脳裏によぎる。。。

「竹松にも父上のような父で。。。
ありたいと存じます」

「何を申すか!
わしこそ、そなたが誇りよ!
はっはっは!
わしは、まことによき息子を持った」
涙を流す惣右衛門

「父上。。」

「これで、しまいじゃ」

-----

その数日後、惣右衛門の娘、お貞(緑 友里恵)の祝言で
せまい屋敷がにぎわっていた。

お貞の婿、色部与三郎(長町太郎)が
惣右衛門と、およしに挨拶をする。

緊張して、声がうわずる。

「いろ、色部与三郎にございまする。
こ、こたびは、貞殿を嫁にもらい受けまするが。。」

「まあ、固い挨拶はよいよい。
今日は、目出度い日じゃ!
よし、宴の支度はよいな」



「なんじゃこれ?」

「酒じゃない!」

「水じゃ!水!」

「気分だけでも味わって下さいませ」

「みなさん!
漬物は1人三つでお願いござりまする。
肴も分け合って食べてくださいませ」

「固いことばかり言うでない。
我が家のもの、好きなだけ食べるがよいぞ!」

「お前様!」

「ま、怒るな。
では、わしが腹の足しに一つ
踊りを披露いたそう」

お貞「父上、おやめ下さいませ!
恥ずかしぅございます」

「恥ずかしいことがあるか。
目出度い時には目出度い踊りがつきものじゃ、
なあ皆の衆!」

大国実頼(小泉孝太郎)が兼続に
「兄上、では、われわれも」

「ああっ」

惣右衛門、兼続、実頼の三人が踊りだす。

『水が良ければ稲がよい。(ソレ)
稲が良ければ顔がよい。

竹松も踊りに加わる

ソーレ。ソーレ。どじょっこほい!
ソーレ。ソーレ。どじょっこほい!
やっと。やっと。やっと。
やっと。やっと。やっと。
さいよ。さいよ。さいよ。さいよ。。。。』

-----

縁側で日向ぼっこをしている惣右衛門。
よしが、どじょうを入れた桶を持ってきて見せる。

「おぉ〜っ、どじょうか!」

「お梅と竹松が取ってきたのです」

「そうか」

「爺さまと婆さまを喜ばそうと思ったのです、
などと言うのですぞ」

「は〜っ。。。婆さまか。。。
わたくし。。老けましたか?」

「そんなことはない。
よしは、昔から何も変わらぬ」

「お前様にそう言って頂ければ、
よしは、幸せでございます」
そう言って喜んで立ち去る、よし。

「は〜っ」
深々とため息をつく惣右衛門
「年を取ったは、このわしじゃ」

柱によりかかり、
与六や与七と田んぼでどじょう取りをしていた
ことを想い出す惣右衛門。

微笑んで目をつぶり、
「昨日のことのようじゃのう。。」
涙が一筋流れる。。

よしが、持って行くのを忘れていたどじょうの
桶を取りに戻ってくる。
「うっかり忘れてしまいました」
そう言って桶を持ち上げて、戻ろうとするが。。

「お前様?。。。」

桶を取り落とす、よし。

-----

惣右衛門の亡骸を囲む、家族と景勝。

実頼「父は笑って死んでゆきました」

兼続「なすべきことをやった。
思い残すことはないという。。」

景勝「樋口惣右衛門、そなたは、
戦場でこそ手柄を立てることはなかった。
だが、今こうして上杉があるのは、
そなたのおかげじゃ」

「殿のお言葉、必ずや父も喜びましょう」

-----

京の上杉屋敷。

菊姫が一人、部屋のなかで寂しそうに
佇んでいる。。

米沢城では、
仙桃院が菊姫から託された文を手渡し、
「菊殿からの文じゃ。
そなたに、側室を持たせて欲しいと」

菊姫の並々ならぬ決意であった。

花の君参る 上杉景勝室・菊姫





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