大河ドラマ 天地人情報局、視聴率とあらすじも紹介のTOPに戻る


第30回 天地人あらすじ「女たちの上洛」7/26

大河ドラマ天地人 第30話「女たちの上洛」(7月26日放送)

戦が終わったことを喜ぶ、
直江兼続(妻夫木聡)とお船(常盤貴子)

だが兼続には、気がかりなことがあった。

関白秀吉(笹野高史)の命により、
妻子を人質として京に差し出せという
命令が来ていたのである。

菊姫(比嘉愛未)が驚いて尋ねる。
「今、なんとおっしゃいました?」

景勝(北村一輝)は、
「関白殿下の命なのじゃ。
すべての大名の妻子を上洛させよと。

京に行ってもらわねばならぬ」

「またもや体のいい人質でございますね」

「菊。。」

「いやでございます。
菊は、殿のおそばを離れとうは
ございませぬ」

「だがのう」」

「いやなものは、いやでございます」

困り果てる景勝。

------

床に伏せっている菊のもとへ、
お腹の大きいお船がお見舞いにやってきた。

「奥方様、
ただ、いやと仰るだけでは、
殿もお困りでしょう。
ゆっくりとお心内を、
殿とお話なされてみてはいかがでしょう」

「武田の姫は、いつになっても
高慢でわがままじゃと、
どうせそなたも思うておろう」

「そのようなこと」

「そなたに私の心中など、わかるはずがない。
わたくしが、どんな思いで殿のおそばに。。」

-----

天正19年、上杉景勝と兼続は、
秀吉(笹野高史)の命により上洛する。

鶴松と遊びまわる秀吉。

「景勝、女房どのも連れ参ったであろうな」

「伏せっております」

「おぉ、どこか悪いのか」

「は」

「何卒、今しばらくのご猶予を」と兼続



「わしは、そなたたちのことを
どの大名よりも信用しておる。
じゃが、こればかりは」
急にきつい口調になって
「目こぼしならぬ」

「三成とて許すまい。あやつは、
わしよりも厳しいからのう」

茶々(深田恭子)は、
「ですが、ご病気なのでございます。
少しは待って差し上げてもよいのでは
ありませぬか?
あまりにもかわいそうでございます」

「そうかのう」

北政所(富司純子)がたしなめる。
「これ、淀どの、
余計なことを言うてはなりませぬぞえ」

「これはつい。  お許しあれ」

お互いに牽制しあう、北政所と茶々だった。

-----

大国実頼(小泉孝太郎)から、
秀吉の近辺の事情を聞く、景勝と兼続。

上洛した他家の大名の妻たちは、
北政所と茶々の二人に取り入ろうと
日参しているとのこと。

「遅れをとってはなりませぬ。
一刻も早い奥方様のご上洛を」

「あいわかった」

千利休(神山繁)が秀吉から
蟄居を命ぜられたと聞き、
驚く景勝と兼続。

「わたくしは、殺される」と言っていた
利休のことを思い出す兼続だった。

-----

お船は、相変わらず、
菊姫の説得に通っていたが、
菊姫はなかなかうんと言わない。

ある日

「覚悟を決めている」という菊姫に

「そのようなこと、早まってはなりませぬ」

と、その時、陣痛が。

:

出産に立ち会う菊姫。
無事に女の子が生まれ、
いとおしそうに抱く菊姫。

「かわいい女子じゃ」

「奥方様、おからだにさわります故、
もうお休みくださいませ」

「だいじょうぶ。赤子の顔を見たら
ふさいだ気持ちが吹き飛んでしまった」

「まあ」

「母とは偉いものじゃの。
わたくしも、母になってみたいものじゃ」

-----

2月になり、千利休は反逆の罪に問われ、
屋敷に監禁されていた。
秀吉は上杉家に千利休の屋敷の警護を命じた。

景勝と兼続が利休に会いに来た。

お涼(木村佳乃)が兼続に
状況を説明する。

「謝れば許される。
関白殿下もそれを待っていると聞く」

「何故、謝らねばならぬのですか?
こうなったのは、すべて関白殿下の思し召し。
父が望んだことではありませぬ」

「ならば、理をわけて申し開きなされば」

「三成様には、重ねて申し上げましたが、
耳を貸す気は、はなからないご様子。
父は、関白殿下が真の天下人になるために
見せしめにされるのです。
逆らえばこうなるのだと。

口惜しゅうございます」

------

利休が景勝に話している。

「景勝様、
お侍の心持ちとは、いかなるものでございましょうな。
戦に命をかけたは昔の話。
今では、心のうちとは裏腹に頭を下げんならん。
茶の湯三昧に生きるわたくしには、
筋が通っておらぬように思われまする」

「頭を下げてでも守らねばならぬものがある」

「ほぉ。
その一方、頭を下げれば守れぬものもございます。
もし利休が今、ここで、
奢り高ぶる関白に頭を下げたなら、
利休の茶は穢れまする」

2日後、利休に切腹の命が下る。

雷がとどろく薄暗い中、庭先で、
ひしゃくの水をまく利休。
「70年の生涯をかけて磨き上げた
わが茶の湯は、
これで天下人ですら及ばぬものとなる」

すがすがしい表情の利休。
「実に目出度い日じゃ」

「父上。。。」

「わしは茶の湯の中に生きる。
いつまでもお前のそばにおる」

涙をこらえ、うなずくお涼だった。



利休が切腹する。

兼続にお茶を作っていた、
お涼は泣き崩れる。

お涼に近づき手ぬぐいを差し出そうとする
兼続に、お涼がしがみつき号泣する。
そっと肩を抱く兼続。

-----

執務中の三成のもとに、
利休自刃の報が届く。

「そうか」

と一言、つぶやく三成。

一方、秀吉は、鶴松と上機嫌で遊びながら、

「よしよし、次はそなたに、
褒美として、天下を進ぜよう」

-----

事の次第に怒る兼続は、
石田三成(小栗旬)のもとに赴く。

「何故、あそこまでせねばならぬ」

「今は、すべての力を関白殿下のもとに
集めねばならぬ。
新しい国づくり、天下人たる関白殿下によってのみ
行わねばならぬ。
そのためには、政にたてつくものが
おってはならぬ」

「見せしめか。。」

「今の関白殿下の権勢に、
見せしめなど、不用であろう」

「命まで取るつもりはなかった。
一言詫びれば済むものを、
利休めが、我を張りおった」

「三成、何故にお主は、そうなのじゃ。
人の命を何とも思わぬのか。
今少し、人の情というものがもてぬか」

「ここで情に流されていては、
また、戦国の世に逆戻り。

それでもよいのか。

俺は何と思われようが構わぬ。
豊臣の天下を盤石にし、
太平の世を作りたいだけ。。」

「それは、わかっておる。
お主が、日本国のためにやろうと
思っておることは。

だがのう、この世は人で成り立っておる。
人には情がある。
それを忘れれば、
人はついては、来ぬ」

何も答えず、兼続に一礼して去る三成。

-----

5月になり、景勝と兼続は越後に戻る。
兼続の二人目の子は、梅と名付けられた。

菊姫に上洛を促す兼続。
仙桃院(高島礼子)も菊姫を諭す。

「利休殿の話、聞いたであろう。
今ではもう誰もが、関白殿下に逆らえぬ。
逆らえば、上杉を滅ぼすことにもなろう。
ここはどうか、京へ上ってはくれぬか」

「菊。。

では、いたしかない。

わが命である。

上洛せよ」

ショックをうける菊姫。。

菊姫は、景勝をキッと睨みつけ、
「お言いつけとあれば」
と言って、座を立つ。

「奥方様、どうか、
お心うちを殿にお話下さいませ」
お船が頼みこむが、そのまま
部屋を去る。

後を追う お船。

返事がないので部屋に入ると、
菊姫の前に短刀が置いていある。

「奥方様、早まってはなりませぬ!」

「わたくしは、殿を心よりお慕いしておる。
されど、殿はそれをいっこうにおわかりくだされぬ。
殿にとって、私は政の道具でしかない。
命じられれば動く、都合のよい道具でしかないのじゃ。
ここで死んだとて、代わりはすぐに見つかろう」

「そのように仰せられては、
殿がお気の毒でございます。
殿も上杉の御家のため、涙をのんで命ぜられたのです
そのお気持ちも汲んで差し上げねば」

「できぬ話じゃ。
私は子を産んでおらぬ。京へ赴けば、
殿が側室を持たれるのも自然の成り行き。
側室に子ができれば、
私が不要となるのも、また道理じゃ。
一人見捨てられて住み、日がな一日、
自らの無用さをかみしめていかねばならぬ。

その侘しさ、心もとなさ。。。

そなたにはわからぬか!

そんな想いをするくらいなら、
いっそここで命を絶った方がよい!

ここで死のうが生きようが、
誰も困りはせぬ!」

そう言って、胸を短刀で突こうとする菊姫。
だが、できずに短刀を落としてしまう。

すかさずお船が駆けより、短刀を隠す。

泣き崩れる菊姫に、お船は、
「奥方様をお一人には致しませぬ。
わたくしが御供を致します。
私も共に京に参ります」

「そなたには子がおるではないか」

「私には頼りになる夫がおります。
心配はいりませぬ」

「ならぬ」

「私は、奥方様のお力になりとうございます」
力強いお船の言葉に、顔を上げる菊姫。

「上洛の御供、お命じ下さりませ」
手をつくお船に、自分の手を重ね、
お船をうれしそうに見つめる菊姫。。

-----

景勝と菊姫。

「殿のお申し付けの通り、上洛いたします」

「面を上げよ。
お船から聞いた。そなたの胸の内。

菊。。。

わしは、そなたを想うておる。。。許せ」

景勝の心からの言葉に、微笑む菊姫だった。

-----

一方、兼続の屋敷では、
お船が、兼続に上洛の御供の件を伝えていた。

「本気か?」

「はい」

かよ(あき竹城)も横で首を振っている。。

兼続はいらだたしげに、
「子らを置いてまで」

「奥方様には、支える者がおらねばなりませぬ。
もちろん子らのそばにもおりとうございます。
されど、このお勤めは、
わたくしにしか果たせぬと存じまするゆえ」

憮然とした表情の兼続。

「おまえさまは、越後のため、
愛の旗印を掲げてご上洛なさいました。
私もそれにならいとうございます。
此度の上洛が、ゆくゆくは子らの幸せにつながると信じ
『愛』の一字を、心に掲げて参ります」

頭を下げるお船。



その夜、床で寝ている兼続とお船。

眠れない兼続は、お船に背を向け、
しばらして、また仰向けになる。

ついに決心した兼続は、ためいきをつくと、
「子らのことは、わしがしっかりと世話する。
案ずるでない」

「必ず、首尾よく戻りますゆえ」

「ああ」

兼続に寄り添うお船。。
兼続は、左手でお船の右手を優しく包む。

-----

出立の日

「お松、母には大事な勤めがあるのじゃ。
しばし離れるが、そなたたちを忘れるわけではないぞ。
母はいつも、そなたたちを想うておるからな」

「お船、そろそろじゃ」

「はい」

お船に抱きつく、お松。
涙を拭くお船。

かよも、もらい泣きしている。

「さあ、門の所まで一緒に行こう」

こうして女たちは京に向かった。

花の君参る 上杉景勝室・菊姫


    
 




関連コンテンツ

第46回 天地人あらすじ「大坂城炎上」11/15

直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。 大河ドラマ天地人・・・

第45回 天地人あらすじ「大阪の陣へ」11/8

直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。 大河ドラマ天地人・・・

第44回 天地人あらすじ「哀しみの花嫁」11/1

直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。 大河ドラマ天地人・・・

第43回 天地人あらすじ「実頼追放」10/25

直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。 大河ドラマ天地人・・・

第42回 天地人あらすじ「将軍誕生」10/18

直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。 大河ドラマ天地人・・・

第41回 天地人あらすじ「上杉の生きる道」10/11

直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。 大河ドラマ天地人・・・

第40回 天地人あらすじ「上杉転落」10/4

直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。 大河ドラマ天・・・

第39回 天地人あらすじ「三成の遺言」9/27

直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。 大河ドラマ天地人・・・

第38回 天地人あらすじ「ふたつの関ヶ原」9/20

直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。 大河ドラマ天地人・・・

第37回 天地人あらすじ「家康への挑戦状」9/13

直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。 大河ドラマ天・・・

第36回 天地人あらすじ「史上最大の密約」9/6

大河ドラマ天地人 第36話「史上最大の密約」(9月6日放送) 慶長4年閏3月3日、前田利家が亡くなったその夜、 福島正則(石原良純)、加藤清正(高橋努)、 黒田長政、細川忠興、浅野幸長、池田・・・

第35回 天地人あらすじ「家康の陰謀」8/30

大河ドラマ天地人 第35話「家康の陰謀」(8月30日放送) 直江兼続(妻夫木聡)が、 父・樋口惣右衛門(高嶋政伸)を連れて、 山の上から若松城を遠く眺めている。 「あれがわれらが新しい・・・

第34回 天地人あらすじ「さらば、越後」8/23

大河ドラマ天地人 第34話「さらば、越後」(8月23日放送) 京の屋敷で仕事をしている直江兼続(妻夫木聡)。 お船(常盤貴子)と話していると、 石田三成(小栗旬)からの急な使者。 呼び・・・

第33回 天地人あらすじ「五人の兼続」8/16

大河ドラマ天地人 第33話「五人の兼続」(8月16日放送) 直江兼続(妻夫木聡)が家老になって15年、今や 上杉家の重要事は兼続がすべて采配していた。 この日も、兼続が多くの指図をして、・・・

第32回 天地人あらすじ「世継ぎの運命(さだめ)」8/9

大河ドラマ天地人 第32話「世継ぎの運命(さだめ)」(8月9日放送) 朝鮮、明国との戦のため、海を渡った上杉景勝(北村一輝)たちは、 熊川(ウンチョン)で城普請にあたっていたが、 戦況はおも・・・

第31回 天地人あらすじ「愛の花戦(はないくさ)」8/2

大河ドラマ天地人 第31話「愛の花戦(はないくさ)」(8月2日放送) 天正19年7月、菊姫とお船を京に送り出した 上杉景勝(北村一輝)と直江兼続(妻夫木聡)は、 出羽庄内の一揆鎮圧のため出兵・・・

第29回 天地人あらすじ「天下統一」7/19

大河ドラマ天地人 第29話「天下統一」(7月19日放送) 天正17年11月、秀吉は、北条氏に宣戦布告。 上杉景勝(北村一輝)は、戦を前に 家臣一同の前で告げる。 「よいか者ども・・・

第28回 天地人あらすじ「北の独眼竜」7/12

大河ドラマ天地人 第28話「北の独眼竜」(7月12日放送) 天正17年3月、お船(常盤貴子)は 出産を控えて春日山から与板城に戻っていた。 樋口惣右衛門(高嶋政伸)と 後妻・およし(西・・・

第27回 天地人あらすじ「与六と与七」7/5

大河ドラマ天地人 第27話「与六と与七」(7月5日放送) 天正15年10月、上杉景勝(北村一輝)は、 越後全土を平定した。 父・樋口惣右衛門(高嶋政伸)と 後妻・およし(西原亜希)・・・