「大河ドラマ 天地人情報局、視聴率とあらすじも紹介」トップ > 天地人のあらすじ > 第26回 天地人あらすじ「関白を叱る」6/28
スポンサードリンク
第26回 天地人あらすじ「関白を叱る」6/28
大河ドラマ天地人 第26話「関白を叱る」(6月28日放送)
===============================================
私語今宵別無事
共修河誓又山盟
互いに愛を語り、今夜、何も無かったように別れた。
しかし二人は山河に永久(とわ)の愛を誓ったのだ。
===============================================
関白秀吉(笹野高史)に招待され大阪城に向かう
上杉景勝(北村一輝)と直江兼続(妻夫木聡)
お涼(木村佳乃)は、兼続の身を案じ、
気をつけるようにと声をかける。
「どうか御命を大切に」
「相手が誰であれ、武士には譲れぬものがある。
後には引けぬと決めたからには、
己を貫き、戦うまで。」
「ゆるがぬそのお心、
涼には、まぶしゅうございます。」
「後は一切、時の運じゃ。
吉とでるか、凶とでるか。」
「ご武運をお祈り申し上げます。」
「では、参る」
心配そうなお涼であった。
------
大阪城に登城途中の石田三成(小栗旬)に、
家来が、耳打ちする。
どうやら初音(長澤まさみ)を
見つけたようである。
「ようやった。しばし隠しておけ。
決して真田方の忍びに気づかれてはならぬぞ。」
ほっと溜息をつく三成だった。
------
金の茶室で関白にお茶をふるまわれる
景勝と兼続。
秀吉の声かけにも、二人の表情は
固かった。
------
石臼で、お茶を挽いているお涼。
そこへやってきた千利休(神山繁)
お涼の心が乱れていることを指摘する。
「そろそろ始まっておりましょうなあ」
「まずは金を積む。」
「直江様は決して動きません。」
「やろうのう。
ひとかどのお人じゃ。
お前が心惹かれるのも無理はない。」
「関白殿下はいかがなさるでしょうか。。。」
そのころ、大阪上では。。
「どうじゃあ?これで」
兼続の目の前に砂金の山を作る秀吉。
「足りんか?」さらに砂金の袋を積む。
反応のない兼続に、さらに砂金の袋を積む。
「どうじゃこれで!」
椅子に戻った秀吉、
「その起請文に名前を書け!」
「恐れながら お断り致します。」
「えっ?何??」
「わが主君は、上杉弾正少弼景勝
(うえすぎだんじょうのしょうひつ かげかつ)
をおいてほかにございませぬ」
怒って立ち上がる秀吉。
「この秀吉に恥をかかすのかぁ?」
「それがし、幼少のころより主、景勝に仕え
共に命をかけてこの乱世を生き抜いて参りました。
十万億土に旅立つ日来ようとも、
主のそばを離れるわけには参りませぬ。」
…… 利休「殿下はああ見えて、わし以上の目利きや」
「よう言うた。
わしの言うことが聞けんとあれば、仕方がない。」
近習から刀をとると、振り回す。
…… 利休「天下一の器と知りながら、みすみす割ってしまうか」
砂金をひっくり返す秀吉。
「今、一度聞く!
その気は変わらんか?!」
…… 利休「あるいは。。。」
首に刀を近づける秀吉に、
兼続は毅然と秀吉を見上げ、答える。
「はい」
------
大阪城天守閣。。
お寧(北政所、富司純子)に怒れられる秀吉。
「いつになったらおわかりになるのです。
あなたは天下人。
なそうと思えば、山をも切り崩せまする。
だからこそ!
大切な侍の心を、
黄金や力で損のうては
なりませぬ」
「いやいや、おねぇ。
あれは、力づくなどではない。
わしの真心じゃ。
まっこと、あの男が家臣として欲しかったからこそ
黄金を積んで。。」
「刀を振りかざしておきながら、
何をおっしゃいます。」
「いや悪い、悪い、悪かった。
わしが悪かった。。」
と首をかしげ、にっこりおどけてみせる。
その様子に北政所も、しょうがないな
とつい笑ってしまう。
「されど。。
あやつめ。あの目じゃ。
あのまっすぐな目。
覚悟があった。
首に刃(やいば)を向けられようと、
いささかも動じぬ。
初めてじゃ、あんな目」
「それでの、お寧!」
座りこんで足をじたばたさせる秀吉。
「ますます欲しゅうなったわ!」
「殿下!」たしなめる北政所
「わかっておるわ」
そこへ、石田三成がやってきた。
願いがあるという三成に、上機嫌の秀吉は、
「なんじゃ?
禄が足りぬか?
よしよし加増致す」
「恐れながら
御暇(おいとま)を頂きとうございます」
「えっつ!?…何?」
驚愕する秀吉
「まて!」
「まて、まて、まて、まて、まて、まて!」
あわてる秀吉が三成に近づく。
「何故じゃ!?」
「ひとりの女子を救いたいのでございます」
「ほっつ!ほほほほほ。。。」
破顔一笑する秀吉だった。
-----
宿所に戻った景勝と兼続を迎えるお涼。
「ご無事のお戻り、何よりでございました」
「お涼どのには心配をかけた。あいすまぬ。」
「見事、戦にお勝ちなされた。
うれしゅうございます」
「さすがは天下人じゃ。
自ら器を割る愚は犯さぬか」
「は?」
「いや」
「んふ。んふふふ。。」
笑いがとまらないお涼。
:
お涼と兼続は、
庭で、家臣の志駄(信太昌之)が文箱を
燃やそうとしているところに通りかかる。
殿からもはや不要ゆえ燃やすようにと言われた
という。
「待て」
燃やすのを押しとどめ、読んでみると
。。
「申し残すこと。。。
これは!ご遺言。。。!」
「本日、ご城中にて、
わが身ならびに家老兼続に万が一のことある時は、
家来一党、直ちに逢阪を発し、
たとえ、4千人が4人になろうとも
必ずや越後に帰りつくべきこと。
皆にわが無念を伝えて後、
天下の軍勢を引き受け、一戦に及ぶべきこと。
関白殿下は主従の中を裂き、
君臣の道を汚す、不義非道の人と知れたり。
その軍勢100万を誇ると言えども、
恐るるに足らず。義を貫くべし。
たとえ家中残らず討ち死にとなろうとも
上杉家正義の美名を
千年の長きに伝えるべきこと。」
「殿。。。
万一の時は殿下と刺し違えるお覚悟で。。。」
(兼続、お主の好きにするがよい。)
「この兼続の身のために。。」
(何があろうとも責めはわしが負うてやる。)
「ご自身の御命と、越後一国の
命運をかけるお覚悟であったとは。。」
「殿。。」
景勝に感謝し、遺言を押し頂き、
燃やす兼続だった。
「命拾いしたのは、関白殿下の方で
ございましたなあ」
感慨ぶかげなお涼であった。
------
秀吉の推挙で、官位をもらった景勝は、
越後に帰るため、
兼続とともに礼と暇乞いの挨拶にやってきた。
小早川隆景が、いずれ毛利本家と会う時のことを
よろしくと頼む。
不機嫌そうな秀吉だったが、
「景勝、兼続よ。
その方らのような無礼者は、初めてじゃ。
だが、何故だか。。
何故だか楽しかったわい」
感慨深げである。
「わしは、成り上がりの身。
心底慕うてくれる家臣などおらん。
それ故、
わしは金銀に頼るしかなかった」
座を立って、景勝に近寄ると、
「じゃが。。」
と涙を流し、
「上杉は、わが天下の東国の守護神。
心より頼りにしておるぞ」
「はっ」「はっ」
「道中の無事を祈る」
「はっ」「はっ」
-----
春日山では。。
仙桃院(高島礼子)、菊姫(比嘉愛未)
お船(常盤貴子)らが、廊下を渡りながら
まもなく帰る景勝たちの話をしている。
仙桃院がお船の年を尋ねると30だという。
「急がねばの」
「は?」
「跡継ぎじゃ!跡継ぎはまだか?」
「帰ってきたら兼続にもよく言い聞かせるが。。」
「母上様、それ以上は、どうかご勘弁を」
「さすが信玄公の娘じゃ。怖いのう。
すまぬ、つい言うてしもうた」
先に行く菊姫とお船。
残った二人の下女、青柳(山口果林)と
かよ(あき竹城)に、
これはお家の一大事である、
跡継ぎを何よりの急事とせよ、と命じる。
青柳は決意のほどを述べ、
「叶わぬときは、この青柳、
命を捨てる覚悟でございます」
「えっつ!?」と、かよ
困った仙桃院。
「青柳、そこまでは結構じゃ」
-----
千利休の茶室に招かれた兼続。
故郷を思い出していたという兼続。
「ふるさとを思い出しておりました。
雪の重さに耐えて春に命を吹き返す
一輪の花のありがたさ」
「まさに、言い得て妙。
命あるものをいつくしむ心。
わが目指す境地にございます。
あなたは、思った通りの
お人のようじゃ。
まさに雪解け水や」
「あ、はあ」恐縮する兼続
「私は殺される」
「え?今、なんと」
「これから申すこと、
わが遺言と思うてお聞きくださいませ。
石田治部さまに、
くれぐれもお気をつけなされませ。
今はまだしも、あのお方は、
ゆくゆくは、
天下の恐ろしき火種となられまする」
「お、お待ちを。
いかなることでございまするか」
「私もおそらくその火に
焼かれましょう」
「それは、何故?」
「あの方の宿命ゆえ。
あのお方は、守りたいものを壊してしまう」
-----
石田三成の屋敷を尋ねた兼続。
徳川家康が上洛するが、
家康を警戒する三成のことを、
その正直さゆえ心配する兼続。
「お主のその正直さが心配なのじゃ。
おのが知恵だけを頼み、ひとり走りすぎる所がある。
ゆめゆめ無用の敵を作ってはならんぞ。
人を信じ、その力を活かしてやることの方が
争いに勝つことよりも大事だ。
わしは、そう思う」
「どうしたのだ急に」
「越後に帰る前に、これだけは
話しておきたかった。
このこと、心にとめ置いてくれ」
「そうしてみるか」
座を立つ三成。
「初音のことで来たのではないのか」
「無事か?」
「ああ」
「そうか、よかった」
「逢うていくか?」
隣の部屋に初音(長澤まさみ)がいることを
察知した兼続。
隣の部屋にあたかも語りかけるように、
「初音殿には、心より礼を申したい。
わしの命を救ってくれた。
お主と初音殿が幼なじみと知って
ようやく得心した。
何故信長公のもとより、生きて戻ることが
できたのか。
そんな初音殿が初めてわしを頼ってくれた。
守ってやりたかった」
「案ずるな。
関白殿下がご温情を示された。
もう真田に命狙われることもない」
「お主、初音どののために、そこまで」
「無用の詮索だ。
して、逢うて行くか?」
兼続は、隣の部屋を見つめ、にこりとすると、
「いや、ただ幸せを祈っておると」
「そう、伝えよう」
「お主は、やはり、やさしき男じゃの」
「諸事頼むぞ」去る兼続。
:
「これで良かったか?」部屋越しに
初音に尋ねる三成。
返事がないので、
ふすまに近づいて開けようとするが
思いとどまり、
「どこへでも行けるぞ。
あいつを追いかけることもできる」
「ここにいても、構いませんか?」
「おまえの。。好きにすればいい」
「はい」
-----
出立の準備をする兼続のもとに、お涼が
お別れの挨拶にやってきた。
お涼に礼を述べる兼続。
「直江様」
「うん?」
「嘘と真が入り乱れる上方に
首までつかった私にとり、
あなた様は、救いでございました」
「では、わたくしは、これにて」
「世話になった」
-----
越後に向け、上杉が旅立つ日、
民衆のなかに、笠をかぶった
真田幸村(城田優)の姿が。
笠を取って深々と一礼する幸村に、
兼続が馬上から
「幸村、また会おうぞ」
と声をかける。
兼続を見送る幸村の目に一筋の涙が。。
-----
直江屋敷に帰還した兼続を迎えるお船。
みょうにはりきって、やさしい かよを
兼続もお船も不思議がる。
「かよは、旦那様のお体を
一番大事に思っておるのでございます。
何もおっしゃらず、言うとおりにして頂きます」
顔を見合わせる、お船と兼続
-----
寝所で朝日姫(平田敦子)と休んでいた家康(松方弘樹)に、
本多正信(松山政路)が報告にやってくる。
朝日姫を起こして席をはずさせる。
兼続が秀吉の臣下になることを拒んだことを
聞き、その時の秀吉の顔を見たかったのう、
という家康。
「いずれ、よしみ結ぶやもしれんのう。
上杉と」
「この天下、まだまだ、どうなるかわからん」
やがて上洛した徳川家康。
褒美をとらそう、という秀吉に、
家康は、
秀吉が今お召しの陣羽織を頂きたい
と言う。
驚く秀吉。
「これは、わが愛用の品。
これがなくては、戦ができんなあ」
「さればでござりまする。
この家康が上洛し、臣従を誓いました以上、
もう2度と合戦のご苦労はさせません。
殿下になり替わり、すべての敵を
うち平らげてご覧にいれます」
感激した秀吉。両手で顔を覆い、涙ぐむ。
「わしは、良い妹婿を持った。
よし。ならば、この陣羽織、
今、この場で進ぜよう」
「わはは。ありがたき幸せ」
秀吉みずから、陣羽織を脱いで
家康に着せる。
「妹婿よ、徳川殿はわが豊臣にとって東国の守護神。
幾重にも頼み申し上げまするぞ」
どこかで聞いたセリフである。
「もう2度と合戦のご苦労はさせません。
2度と」
笑う家康の陰で冷やかな表情の秀吉。
家康もどこか心あらず。
だまし合いの二人。。
-----
夜、景勝と兼続が、徳川上洛のことについて
話している。
「いずれにせよ乱世を鎮めるため、
関白殿下にお力添えせねばなりませぬな」
「心して勤めよ」
そこへ、仙桃院が突然現れる
「心するのは、それだけではありませぬぞ」
「特に兼続
天下じゃ都じゃ言うよりも
はるかに大事なことを忘れておる」
「は、申し訳ございませぬ。
で、なんでございましょうか」
「跡継ぎじゃ
そなたまだ、直江を継いだ意味が
わかっておらぬようじゃの」
「いえ、その勤めは、重々」
「ならば二人とも、早う屋敷に戻りなさい!」
「は」「は」
「い・そ・げ」
「兼続、急ぎなされ!」
 :
 :
合戦を彩った人気武将をイメージした陣羽織のストラップ!■陣羽織ストラップ■SAMURAI'S BATTLE SURCOAT伊達政宗、小早川秀秋、織田信長・豊臣秀吉、上杉謙信、石田三成、真田幸村、直江兼続の全7種類!【戦国グッズ専門店 戦国魂】
秀吉神話をくつがえす 秀吉の枷(上)(下)
 :
 :
tag:秀吉 / 直江兼続 / 千利休 / 初音 / 石田三成
===============================================
私語今宵別無事
共修河誓又山盟
互いに愛を語り、今夜、何も無かったように別れた。
しかし二人は山河に永久(とわ)の愛を誓ったのだ。
===============================================
関白秀吉(笹野高史)に招待され大阪城に向かう
上杉景勝(北村一輝)と直江兼続(妻夫木聡)
お涼(木村佳乃)は、兼続の身を案じ、
気をつけるようにと声をかける。
「どうか御命を大切に」
「相手が誰であれ、武士には譲れぬものがある。
後には引けぬと決めたからには、
己を貫き、戦うまで。」
「ゆるがぬそのお心、
涼には、まぶしゅうございます。」
「後は一切、時の運じゃ。
吉とでるか、凶とでるか。」
「ご武運をお祈り申し上げます。」
「では、参る」
心配そうなお涼であった。
------
大阪城に登城途中の石田三成(小栗旬)に、
家来が、耳打ちする。
どうやら初音(長澤まさみ)を
見つけたようである。
「ようやった。しばし隠しておけ。
決して真田方の忍びに気づかれてはならぬぞ。」
ほっと溜息をつく三成だった。
------
金の茶室で関白にお茶をふるまわれる
景勝と兼続。
秀吉の声かけにも、二人の表情は
固かった。
------
石臼で、お茶を挽いているお涼。
そこへやってきた千利休(神山繁)
お涼の心が乱れていることを指摘する。
「そろそろ始まっておりましょうなあ」
「まずは金を積む。」
「直江様は決して動きません。」
「やろうのう。
ひとかどのお人じゃ。
お前が心惹かれるのも無理はない。」
「関白殿下はいかがなさるでしょうか。。。」
そのころ、大阪上では。。
「どうじゃあ?これで」
兼続の目の前に砂金の山を作る秀吉。
「足りんか?」さらに砂金の袋を積む。
反応のない兼続に、さらに砂金の袋を積む。
「どうじゃこれで!」
椅子に戻った秀吉、
「その起請文に名前を書け!」
「恐れながら お断り致します。」
「えっ?何??」
「わが主君は、上杉弾正少弼景勝
(うえすぎだんじょうのしょうひつ かげかつ)
をおいてほかにございませぬ」
怒って立ち上がる秀吉。
「この秀吉に恥をかかすのかぁ?」
「それがし、幼少のころより主、景勝に仕え
共に命をかけてこの乱世を生き抜いて参りました。
十万億土に旅立つ日来ようとも、
主のそばを離れるわけには参りませぬ。」
…… 利休「殿下はああ見えて、わし以上の目利きや」
「よう言うた。
わしの言うことが聞けんとあれば、仕方がない。」
近習から刀をとると、振り回す。
…… 利休「天下一の器と知りながら、みすみす割ってしまうか」
砂金をひっくり返す秀吉。
「今、一度聞く!
その気は変わらんか?!」
…… 利休「あるいは。。。」
首に刀を近づける秀吉に、
兼続は毅然と秀吉を見上げ、答える。
「はい」
------
大阪城天守閣。。
お寧(北政所、富司純子)に怒れられる秀吉。
「いつになったらおわかりになるのです。
あなたは天下人。
なそうと思えば、山をも切り崩せまする。
だからこそ!
大切な侍の心を、
黄金や力で損のうては
なりませぬ」
「いやいや、おねぇ。
あれは、力づくなどではない。
わしの真心じゃ。
まっこと、あの男が家臣として欲しかったからこそ
黄金を積んで。。」
「刀を振りかざしておきながら、
何をおっしゃいます。」
「いや悪い、悪い、悪かった。
わしが悪かった。。」
と首をかしげ、にっこりおどけてみせる。
その様子に北政所も、しょうがないな
とつい笑ってしまう。
「されど。。
あやつめ。あの目じゃ。
あのまっすぐな目。
覚悟があった。
首に刃(やいば)を向けられようと、
いささかも動じぬ。
初めてじゃ、あんな目」
「それでの、お寧!」
座りこんで足をじたばたさせる秀吉。
「ますます欲しゅうなったわ!」
「殿下!」たしなめる北政所
「わかっておるわ」
そこへ、石田三成がやってきた。
願いがあるという三成に、上機嫌の秀吉は、
「なんじゃ?
禄が足りぬか?
よしよし加増致す」
「恐れながら
御暇(おいとま)を頂きとうございます」
「えっつ!?…何?」
驚愕する秀吉
「まて!」
「まて、まて、まて、まて、まて、まて!」
あわてる秀吉が三成に近づく。
「何故じゃ!?」
「ひとりの女子を救いたいのでございます」
「ほっつ!ほほほほほ。。。」
破顔一笑する秀吉だった。
-----
宿所に戻った景勝と兼続を迎えるお涼。
「ご無事のお戻り、何よりでございました」
「お涼どのには心配をかけた。あいすまぬ。」
「見事、戦にお勝ちなされた。
うれしゅうございます」
「さすがは天下人じゃ。
自ら器を割る愚は犯さぬか」
「は?」
「いや」
「んふ。んふふふ。。」
笑いがとまらないお涼。
:
お涼と兼続は、
庭で、家臣の志駄(信太昌之)が文箱を
燃やそうとしているところに通りかかる。
殿からもはや不要ゆえ燃やすようにと言われた
という。
「待て」
燃やすのを押しとどめ、読んでみると
。。
「申し残すこと。。。
これは!ご遺言。。。!」
「本日、ご城中にて、
わが身ならびに家老兼続に万が一のことある時は、
家来一党、直ちに逢阪を発し、
たとえ、4千人が4人になろうとも
必ずや越後に帰りつくべきこと。
皆にわが無念を伝えて後、
天下の軍勢を引き受け、一戦に及ぶべきこと。
関白殿下は主従の中を裂き、
君臣の道を汚す、不義非道の人と知れたり。
その軍勢100万を誇ると言えども、
恐るるに足らず。義を貫くべし。
たとえ家中残らず討ち死にとなろうとも
上杉家正義の美名を
千年の長きに伝えるべきこと。」
「殿。。。
万一の時は殿下と刺し違えるお覚悟で。。。」
(兼続、お主の好きにするがよい。)
「この兼続の身のために。。」
(何があろうとも責めはわしが負うてやる。)
「ご自身の御命と、越後一国の
命運をかけるお覚悟であったとは。。」
「殿。。」
景勝に感謝し、遺言を押し頂き、
燃やす兼続だった。
「命拾いしたのは、関白殿下の方で
ございましたなあ」
感慨ぶかげなお涼であった。
------
秀吉の推挙で、官位をもらった景勝は、
越後に帰るため、
兼続とともに礼と暇乞いの挨拶にやってきた。
小早川隆景が、いずれ毛利本家と会う時のことを
よろしくと頼む。
不機嫌そうな秀吉だったが、
「景勝、兼続よ。
その方らのような無礼者は、初めてじゃ。
だが、何故だか。。
何故だか楽しかったわい」
感慨深げである。
「わしは、成り上がりの身。
心底慕うてくれる家臣などおらん。
それ故、
わしは金銀に頼るしかなかった」
座を立って、景勝に近寄ると、
「じゃが。。」
と涙を流し、
「上杉は、わが天下の東国の守護神。
心より頼りにしておるぞ」
「はっ」「はっ」
「道中の無事を祈る」
「はっ」「はっ」
-----
春日山では。。
仙桃院(高島礼子)、菊姫(比嘉愛未)
お船(常盤貴子)らが、廊下を渡りながら
まもなく帰る景勝たちの話をしている。
仙桃院がお船の年を尋ねると30だという。
「急がねばの」
「は?」
「跡継ぎじゃ!跡継ぎはまだか?」
「帰ってきたら兼続にもよく言い聞かせるが。。」
「母上様、それ以上は、どうかご勘弁を」
「さすが信玄公の娘じゃ。怖いのう。
すまぬ、つい言うてしもうた」
先に行く菊姫とお船。
残った二人の下女、青柳(山口果林)と
かよ(あき竹城)に、
これはお家の一大事である、
跡継ぎを何よりの急事とせよ、と命じる。
青柳は決意のほどを述べ、
「叶わぬときは、この青柳、
命を捨てる覚悟でございます」
「えっつ!?」と、かよ
困った仙桃院。
「青柳、そこまでは結構じゃ」
-----
千利休の茶室に招かれた兼続。
故郷を思い出していたという兼続。
「ふるさとを思い出しておりました。
雪の重さに耐えて春に命を吹き返す
一輪の花のありがたさ」
「まさに、言い得て妙。
命あるものをいつくしむ心。
わが目指す境地にございます。
あなたは、思った通りの
お人のようじゃ。
まさに雪解け水や」
「あ、はあ」恐縮する兼続
「私は殺される」
「え?今、なんと」
「これから申すこと、
わが遺言と思うてお聞きくださいませ。
石田治部さまに、
くれぐれもお気をつけなされませ。
今はまだしも、あのお方は、
ゆくゆくは、
天下の恐ろしき火種となられまする」
「お、お待ちを。
いかなることでございまするか」
「私もおそらくその火に
焼かれましょう」
「それは、何故?」
「あの方の宿命ゆえ。
あのお方は、守りたいものを壊してしまう」
-----
石田三成の屋敷を尋ねた兼続。
徳川家康が上洛するが、
家康を警戒する三成のことを、
その正直さゆえ心配する兼続。
「お主のその正直さが心配なのじゃ。
おのが知恵だけを頼み、ひとり走りすぎる所がある。
ゆめゆめ無用の敵を作ってはならんぞ。
人を信じ、その力を活かしてやることの方が
争いに勝つことよりも大事だ。
わしは、そう思う」
「どうしたのだ急に」
「越後に帰る前に、これだけは
話しておきたかった。
このこと、心にとめ置いてくれ」
「そうしてみるか」
座を立つ三成。
「初音のことで来たのではないのか」
「無事か?」
「ああ」
「そうか、よかった」
「逢うていくか?」
隣の部屋に初音(長澤まさみ)がいることを
察知した兼続。
隣の部屋にあたかも語りかけるように、
「初音殿には、心より礼を申したい。
わしの命を救ってくれた。
お主と初音殿が幼なじみと知って
ようやく得心した。
何故信長公のもとより、生きて戻ることが
できたのか。
そんな初音殿が初めてわしを頼ってくれた。
守ってやりたかった」
「案ずるな。
関白殿下がご温情を示された。
もう真田に命狙われることもない」
「お主、初音どののために、そこまで」
「無用の詮索だ。
して、逢うて行くか?」
兼続は、隣の部屋を見つめ、にこりとすると、
「いや、ただ幸せを祈っておると」
「そう、伝えよう」
「お主は、やはり、やさしき男じゃの」
「諸事頼むぞ」去る兼続。
:
「これで良かったか?」部屋越しに
初音に尋ねる三成。
返事がないので、
ふすまに近づいて開けようとするが
思いとどまり、
「どこへでも行けるぞ。
あいつを追いかけることもできる」
「ここにいても、構いませんか?」
「おまえの。。好きにすればいい」
「はい」
-----
出立の準備をする兼続のもとに、お涼が
お別れの挨拶にやってきた。
お涼に礼を述べる兼続。
「直江様」
「うん?」
「嘘と真が入り乱れる上方に
首までつかった私にとり、
あなた様は、救いでございました」
「では、わたくしは、これにて」
「世話になった」
-----
越後に向け、上杉が旅立つ日、
民衆のなかに、笠をかぶった
真田幸村(城田優)の姿が。
笠を取って深々と一礼する幸村に、
兼続が馬上から
「幸村、また会おうぞ」
と声をかける。
兼続を見送る幸村の目に一筋の涙が。。
-----
直江屋敷に帰還した兼続を迎えるお船。
みょうにはりきって、やさしい かよを
兼続もお船も不思議がる。
「かよは、旦那様のお体を
一番大事に思っておるのでございます。
何もおっしゃらず、言うとおりにして頂きます」
顔を見合わせる、お船と兼続
-----
寝所で朝日姫(平田敦子)と休んでいた家康(松方弘樹)に、
本多正信(松山政路)が報告にやってくる。
朝日姫を起こして席をはずさせる。
兼続が秀吉の臣下になることを拒んだことを
聞き、その時の秀吉の顔を見たかったのう、
という家康。
「いずれ、よしみ結ぶやもしれんのう。
上杉と」
「この天下、まだまだ、どうなるかわからん」
やがて上洛した徳川家康。
褒美をとらそう、という秀吉に、
家康は、
秀吉が今お召しの陣羽織を頂きたい
と言う。
驚く秀吉。
「これは、わが愛用の品。
これがなくては、戦ができんなあ」
「さればでござりまする。
この家康が上洛し、臣従を誓いました以上、
もう2度と合戦のご苦労はさせません。
殿下になり替わり、すべての敵を
うち平らげてご覧にいれます」
感激した秀吉。両手で顔を覆い、涙ぐむ。
「わしは、良い妹婿を持った。
よし。ならば、この陣羽織、
今、この場で進ぜよう」
「わはは。ありがたき幸せ」
秀吉みずから、陣羽織を脱いで
家康に着せる。
「妹婿よ、徳川殿はわが豊臣にとって東国の守護神。
幾重にも頼み申し上げまするぞ」
どこかで聞いたセリフである。
「もう2度と合戦のご苦労はさせません。
2度と」
笑う家康の陰で冷やかな表情の秀吉。
家康もどこか心あらず。
だまし合いの二人。。
-----
夜、景勝と兼続が、徳川上洛のことについて
話している。
「いずれにせよ乱世を鎮めるため、
関白殿下にお力添えせねばなりませぬな」
「心して勤めよ」
そこへ、仙桃院が突然現れる
「心するのは、それだけではありませぬぞ」
「特に兼続
天下じゃ都じゃ言うよりも
はるかに大事なことを忘れておる」
「は、申し訳ございませぬ。
で、なんでございましょうか」
「跡継ぎじゃ
そなたまだ、直江を継いだ意味が
わかっておらぬようじゃの」
「いえ、その勤めは、重々」
「ならば二人とも、早う屋敷に戻りなさい!」
「は」「は」
「い・そ・げ」
「兼続、急ぎなされ!」
合戦を彩った人気武将をイメージした陣羽織のストラップ!■陣羽織ストラップ■SAMURAI'S BATTLE SURCOAT伊達政宗、小早川秀秋、織田信長・豊臣秀吉、上杉謙信、石田三成、真田幸村、直江兼続の全7種類!【戦国グッズ専門店 戦国魂】
秀吉神話をくつがえす 秀吉の枷(上)(下)
tag:秀吉 / 直江兼続 / 千利休 / 初音 / 石田三成
スポンサードリンク
関連コンテンツ
第46回 天地人あらすじ「大坂城炎上」11/15
直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。
大河ドラマ天地人・・・
第45回 天地人あらすじ「大阪の陣へ」11/8
直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。
大河ドラマ天地人・・・
第44回 天地人あらすじ「哀しみの花嫁」11/1
直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。
大河ドラマ天地人・・・
第43回 天地人あらすじ「実頼追放」10/25
直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。
大河ドラマ天地人・・・
第42回 天地人あらすじ「将軍誕生」10/18
直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。
大河ドラマ天地人・・・
第41回 天地人あらすじ「上杉の生きる道」10/11
直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。
大河ドラマ天地人・・・
第40回 天地人あらすじ「上杉転落」10/4
直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。
大河ドラマ天・・・
第39回 天地人あらすじ「三成の遺言」9/27
直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。
大河ドラマ天地人・・・
第38回 天地人あらすじ「ふたつの関ヶ原」9/20
直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。
大河ドラマ天地人・・・
第37回 天地人あらすじ「家康への挑戦状」9/13
直江兼続や上杉景勝のふるさと、新潟県南魚沼のコシヒカリを販売中です。「特A地区」の中でもコシヒカリの故郷・南魚沼で収穫された日本一おいしいと言われるコシヒカリをご賞味ください。
大河ドラマ天・・・
第36回 天地人あらすじ「史上最大の密約」9/6
大河ドラマ天地人 第36話「史上最大の密約」(9月6日放送)
慶長4年閏3月3日、前田利家が亡くなったその夜、
福島正則(石原良純)、加藤清正(高橋努)、
黒田長政、細川忠興、浅野幸長、池田・・・
第35回 天地人あらすじ「家康の陰謀」8/30
大河ドラマ天地人 第35話「家康の陰謀」(8月30日放送)
直江兼続(妻夫木聡)が、
父・樋口惣右衛門(高嶋政伸)を連れて、
山の上から若松城を遠く眺めている。
「あれがわれらが新しい・・・
第34回 天地人あらすじ「さらば、越後」8/23
大河ドラマ天地人 第34話「さらば、越後」(8月23日放送)
京の屋敷で仕事をしている直江兼続(妻夫木聡)。
お船(常盤貴子)と話していると、
石田三成(小栗旬)からの急な使者。
呼び・・・
第33回 天地人あらすじ「五人の兼続」8/16
大河ドラマ天地人 第33話「五人の兼続」(8月16日放送)
直江兼続(妻夫木聡)が家老になって15年、今や
上杉家の重要事は兼続がすべて采配していた。
この日も、兼続が多くの指図をして、・・・
第32回 天地人あらすじ「世継ぎの運命(さだめ)」8/9
大河ドラマ天地人 第32話「世継ぎの運命(さだめ)」(8月9日放送)
朝鮮、明国との戦のため、海を渡った上杉景勝(北村一輝)たちは、
熊川(ウンチョン)で城普請にあたっていたが、
戦況はおも・・・
第31回 天地人あらすじ「愛の花戦(はないくさ)」8/2
大河ドラマ天地人 第31話「愛の花戦(はないくさ)」(8月2日放送)
天正19年7月、菊姫とお船を京に送り出した
上杉景勝(北村一輝)と直江兼続(妻夫木聡)は、
出羽庄内の一揆鎮圧のため出兵・・・
第30回 天地人あらすじ「女たちの上洛」7/26
大河ドラマ天地人 第30話「女たちの上洛」(7月26日放送)
戦が終わったことを喜ぶ、
直江兼続(妻夫木聡)とお船(常盤貴子)
だが兼続には、気がかりなことがあった。
関白秀吉(笹・・・
第29回 天地人あらすじ「天下統一」7/19
大河ドラマ天地人 第29話「天下統一」(7月19日放送)
天正17年11月、秀吉は、北条氏に宣戦布告。
上杉景勝(北村一輝)は、戦を前に
家臣一同の前で告げる。
「よいか者ども・・・
第28回 天地人あらすじ「北の独眼竜」7/12
大河ドラマ天地人 第28話「北の独眼竜」(7月12日放送)
天正17年3月、お船(常盤貴子)は
出産を控えて春日山から与板城に戻っていた。
樋口惣右衛門(高嶋政伸)と
後妻・およし(西・・・
第27回 天地人あらすじ「与六と与七」7/5
大河ドラマ天地人 第27話「与六と与七」(7月5日放送)
天正15年10月、上杉景勝(北村一輝)は、
越後全土を平定した。
父・樋口惣右衛門(高嶋政伸)と
後妻・およし(西原亜希)・・・














