「大河ドラマ 天地人情報局、視聴率とあらすじも紹介」トップ > 天地人のあらすじ > 第22回 天地人あらすじ「真田幸村参上」5/31
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第22回 天地人あらすじ「真田幸村参上」5/31
大河ドラマ天地人 第22話「真田幸村参上」(5月31日放送)
使者を迎える直江兼続(妻夫木聡)
「真田家より使者が参りました。」
面を上げたその使者は。。
「そなた。。!?」
初音(長澤まさみ)が、
真田の姫で会ったことを知り、驚愕する兼続
上杉に味方するように景勝に請う初音。
人質として、真田家の次男、
真田幸村(城田優)を
差し出すという。
反対する泉沢久秀(東幹久)であったが、
上杉景勝(北村一輝)は、
味方することを告げる。
「久秀、これも上杉の義じゃ」
-----
初音から、真田が仕える相手を
次々と変えてきたことを聞く兼続。
「私は、その都度、男を変え、
世を渡ってきた次第。」
「女子の身で、そのような定めを
背負わされておるとは。」
「よいのです。
かような生き方が性にあっております故。
だから構いませぬ。」
「それは違う」
「つらかったであろうのう」
はっとする初音。
:
突然、兼続の腕をとり、
無理やり抱きつく。
「何のつもりだ!」
「ほんの少しでいいのです。。。
このままで。。。」
----
信州、上田城。
真田昌幸(岩松了・いわまつ りょう)は、
次男の真田幸村を呼び出し、
人質として、上杉に行くように命じる。
「何をたわけたことを。
上杉などの助けを借りずとも
徳川などに負ける真田ではございませぬ。」
「まあ、聞け。
上杉と結ぶというても、
新しい主君が定まるまでの話じゃ」
「新しい主君。。。?
さすがでございますな。
既にそれを見据えておいでとは。」
「では、当分、
世に名高い上杉家とやらを
見物いたしましょうぞ。」
「心して行け」
「はっ」
部屋を出ていく幸村。
上杉の義を利用して、
うまく立ち回ろうとしている昌幸であった。
「上杉の義だろうがなんだろうが、
この真田昌幸、
生き残るためには、
何でも利用させてもらうわ。」
------
初音と幸村
「せっかく姉上が戻ってこられたのに、
上杉に行かねばならぬとは。。
それだけが残念。」
「何をそのようなことを。。」
姉上より美しい女子など、
まだ見たこともない、という幸村。
上杉で何か困ったことがあったら、
直江兼続に頼れという初音に、
「姉上の惚れた男でございますか?」
「えっつ?」
「越後に行っては会っていると
耳にしておりまする。」
「娘にまで忍びをつけておるのか」
怒る初音。
「あの父でござりますれば」
「上杉行きが楽しみになって参りました。」
-----
かよ(あき竹城)に問い詰められる兼続。
「そなたの疑ってるようなことはない。」
「では、どうしてまたお会いなされたので
ございますか!」
「初音様は、何やらたいそう
思いつめたご様子だったとか」
「侍女の中に、こっそり見ていた者が
おるのでございますぞ。」
「それはだな。」
「はっきりお答えくださいませ。」
「それは。。つまり。。」
「つまり?」
と、そこへ父の樋口惣右衛門(高嶋政伸 )の声
「兼続!兼続はおるか!」
遅れて与七(実頼・小泉孝太郎)と
女(西原亜希)がやってくる。
「わしが連れてきたのじゃ。
わが息子二人に、
是非引き合わせたい
おなごがおるでのう。」
「名は、およし。
わしの新しい女房じゃ。」
「えっ?」
「よしでございます。
よろしくお願いいたします。」
:
「十七?
十七と言えば、わしや与七よりも
年下ではございませぬか。」
「おー、そうなるかのう。」
「父上!
左様な娘を、母と呼ばねばならぬなどとは。。
いかがなものか。」
「よろしゅう頼みます。
兼続。実頼。」
「なんじゃとぉ!」
「まあまあ」
「母上、父上のこと
よしなにお願い申し上げます。」
実頼は、腹立たしいやら情けないやらで、
ついに座を立ってしまう。
------
真田幸村が春日山にやってきた。
上杉景勝(北村一輝)に挨拶する幸村
「真田昌幸が一子、幸村にございます。
諸事、よろしくご指南くださいませ。」
「わしが景勝じゃ」
「はっ」
「われらは、そなたを人質とは思わぬ。
気兼ねなく過ごされればよい。」
「ご家老、直江様にございますな。」
「いかにも」
兼続をにらみつける、幸村。。。
-----
竹林の中で、幸村が槍の稽古をしていると、
泉沢久秀(東幹久)が
練習用の槍を2本持ってやってきた。
1本を幸村に投げる。
「なんのおつもりで。」
「真田の武勇は世に名高い。
どうじゃ、ひとつわしと
手合わせをせぬか。」
「わしも槍にはちとばかり、
覚えがあるでの。」
幸村は、受け取った練習用の槍を投げ捨てると、
本物の槍を久秀に向かって構える。
と、突然竹林の外に向かって走り出す。
おいかける久秀。
竹林の外で、真剣の幸村と
練習用の槍の久秀が戦う。
一歩もお互いに譲らなかったが、
ついに久秀の槍が、幸村の腹に入り、
久秀が勝った。
-----
幸村のために宴を催す、
兼続、久秀、実頼。
幸村は、一言もしゃべらず、
ひたすら酒を飲み続けていたが。。
何かしゃべったらどうだ、と言う兼続に、
「では」と兼続に向き直ると、
「お一つ差し上げとうございます。」
と杯を差し出すが、
「これ、にわかに杯を突き出すとは
若年の分際で無礼であろう。」
「おい、聞こえぬのか!」
「与七、
若い者相手に大人げないぞ」
「今宵は、そなたのための宴じゃ。」
「心にもないもてなしなど、
居心地が悪いだけでございます。」
「われらは、そなたを客人と思うて。」
「これは、意外な。
そこまで取り繕われるとは、
上杉のご家中は、
食わせ物揃いか!」
「今、なんと言うた。」
泉沢が怒る。
「宴の席とは言え、聞きづてならぬ。
槍でかなわぬゆえに、
へらず口で逆らおうというのか。」
「よせ」
「されど。。」
「幸村殿は、
正直に思うところを述べたまで。
上杉が、おのれの目にそう映ったのなら、
今は、それも仕方あるまい。」
「では、拙者の酒を
飲んで頂けましょうか。」
杯を置いて、大きなお椀を差し出す幸村
「では、いただこう。」
椀一杯に注がれた酒を飲み干す兼続。
:
翌日、飲みすぎた兼続が
日も高くなって頭痛とともに目覚めると、
泉沢久秀と実頼がやってきた。
何やらあわてている様子。
謙信公から拝領した槍が盗まれたというのだ。
「春日山にそのようなことを
するものはおりませぬ。」
「幸村の仕業じゃ」
「わたしもそう思いまする」
幸村を疑う二人を、諌める兼続だったが、
幸村が犯人だと信じて疑わない。
幸村の元に駆け付け、
問い詰める久秀に、
もう一度、勝負をして勝てば
本当のことを教えようという幸村。
2度目の戦いが始まる。
今度も、幸村の方の槍は真剣。
幸村は、槍で土を久秀の眼にかけ、
久秀がひるんだところに突きを入れる。
「そこまで!」
「お主、卑怯なまねを!」
「わしの勝ちじゃ!」
戦に卑怯もくそもない。
何としても勝つ。
これが真田のやり方よ。」
-----
兼続は、幸村を、自分の屋敷に引き取った。
亡くなった上杉景虎を受け入れた謙信公にならって、
自分も幸村を信じようというのであった。
心配する実頼に、
「ここは、好きにさせてやってくださいませ」
というお船であった。
------
海まで、幸村と一緒に馬でやってきた兼続。
「どうして盗んでないと素直に言えぬ。」
「その言葉だけでよいのじゃ」
「この性分ゆえ疑われるのも無理はござらぬ。
それに、まことに盗んだやも
知れませぬぞ。」
「わしは、お主を信じておる。」
「なぜそう言いきれます。」
「この海が青いのと同じよ。
理由などない。」
「だから上杉家は愚直者揃いと
あざけられるのです。
この乱世、そうそうたやすう人を信じていては、
命がいくらあっても足りますまいに。」
人を信じたことはない、という幸村に、
兼続は、
「ならばわしは、たとえ裏切られても
信じてみようかのう。」
「その生き方の方が楽しいぞ。」
「まことのことを申しましょう。
腹いせに盗んだのは、わしでござる。」
幸村は1人、馬に乗って先に帰ってしまう。
-----
父の惣右衛門と話をする兼続。
頑なな心さえほぐしてやれば、
きっと世に役立つ侍になるだろうと
信じる兼続。
「わたしは、あやつ自身のためにも教えて
やりたかった。」
「人は信じるに足りるものだと。」
:
惣右衛門を呼びに、よしがやってきた。
父に、若すぎる女房のことについて
一言、言っておきたかった兼続は、
「今の父上を見て、亡き母上は
どんな顔をなさるであろうかと」
「何を言うておる。
お藤なら笑っておる。
ようやるな、と。」
「ははははは」
-----
景勝のもとへ、真田昌幸から書状が届いた。
徳川が、上田に攻めてくるという。
援軍の手配をする兼続。
「殿、一つお願いが。。。」
-----
兼続は、幸村に
「父や兄の危機を救いたくば、
幸村。
手勢とともに、真田に戻るがよい。」
「兄上、幸村は、盟約の
人質でございまするぞ。」
「わかっておる。殿にはご承知頂いた。」
「人質がなくとも援兵を出すというのか。」
「そうだ。」
「なぜだ。なぜ、そこまで。。。」
「それが、上杉なのじゃ」
「運よく生き延びたなら、
また、越後に戻って参れ。
それから、あらためて
人質としての勤めを果たせば
よいではないか。
また、ともに酒を酌み交わそうぞ。」
翌日、幸村は手勢とともに、
信州上田城に帰って行った。
-----
「すまぬ!」
「どうしたのじゃ?」
突然あやまりに来た泉沢久秀
「出てきたのじゃ、槍が。。」
子供が欠けさせた槍を、
槍番が気をつかって、久秀が気づく前に
直しにだしていたのだという。
謝ることできず、もう会えないのでは
ないかと言う久秀に、
必ず生きて帰ってくるという兼続だった。
-----
真田は、上杉からの援軍もあって、
徳川軍を撃退することができた。
真田昌幸が、
上杉は、請われれば援軍を差し向けることを、
こばかにしたように笑う。
「さてさて、お人よしなことよ」
「お言葉ながら、
此度ばかりは、
そのお人よしに救われたのでは
ないでしょうか。」
「姉上が惚れたわけがわかりました。
あの男に。」
微笑む初音。。
-----
真田昌幸から、援軍への礼状が
景勝に届くが、幸村のことは、
何も書いていなかった。
「気を落とすな」
と兼続をなぐさめる景勝。
-----
ある日、兼続が庭にでると、
入口に立っていたのは。。。
「幸村!」
泉沢久秀と実頼も駆けつける。
「真田幸村、このたび、
直江兼続様の弟子となるべく
もどって参りました。」
「以後、よろしくお願い致しまする」
「弟子?」
「はい。」
兼続は、笑うと、
「好きにするがよい。」
「直江様!」
tag:天地人 / あらすじ / 真田幸村 / 泉沢久秀 / 直江兼続
使者を迎える直江兼続(妻夫木聡)
「真田家より使者が参りました。」
面を上げたその使者は。。
「そなた。。!?」
初音(長澤まさみ)が、
真田の姫で会ったことを知り、驚愕する兼続
上杉に味方するように景勝に請う初音。
人質として、真田家の次男、
真田幸村(城田優)を
差し出すという。
反対する泉沢久秀(東幹久)であったが、
上杉景勝(北村一輝)は、
味方することを告げる。
「久秀、これも上杉の義じゃ」
-----
初音から、真田が仕える相手を
次々と変えてきたことを聞く兼続。
「私は、その都度、男を変え、
世を渡ってきた次第。」
「女子の身で、そのような定めを
背負わされておるとは。」
「よいのです。
かような生き方が性にあっております故。
だから構いませぬ。」
「それは違う」
「つらかったであろうのう」
はっとする初音。
:
突然、兼続の腕をとり、
無理やり抱きつく。
「何のつもりだ!」
「ほんの少しでいいのです。。。
このままで。。。」
----
信州、上田城。
真田昌幸(岩松了・いわまつ りょう)は、
次男の真田幸村を呼び出し、
人質として、上杉に行くように命じる。
「何をたわけたことを。
上杉などの助けを借りずとも
徳川などに負ける真田ではございませぬ。」
「まあ、聞け。
上杉と結ぶというても、
新しい主君が定まるまでの話じゃ」
「新しい主君。。。?
さすがでございますな。
既にそれを見据えておいでとは。」
「では、当分、
世に名高い上杉家とやらを
見物いたしましょうぞ。」
「心して行け」
「はっ」
部屋を出ていく幸村。
上杉の義を利用して、
うまく立ち回ろうとしている昌幸であった。
「上杉の義だろうがなんだろうが、
この真田昌幸、
生き残るためには、
何でも利用させてもらうわ。」
------
初音と幸村
「せっかく姉上が戻ってこられたのに、
上杉に行かねばならぬとは。。
それだけが残念。」
「何をそのようなことを。。」
姉上より美しい女子など、
まだ見たこともない、という幸村。
上杉で何か困ったことがあったら、
直江兼続に頼れという初音に、
「姉上の惚れた男でございますか?」
「えっつ?」
「越後に行っては会っていると
耳にしておりまする。」
「娘にまで忍びをつけておるのか」
怒る初音。
「あの父でござりますれば」
「上杉行きが楽しみになって参りました。」
-----
かよ(あき竹城)に問い詰められる兼続。
「そなたの疑ってるようなことはない。」
「では、どうしてまたお会いなされたので
ございますか!」
「初音様は、何やらたいそう
思いつめたご様子だったとか」
「侍女の中に、こっそり見ていた者が
おるのでございますぞ。」
「それはだな。」
「はっきりお答えくださいませ。」
「それは。。つまり。。」
「つまり?」
と、そこへ父の樋口惣右衛門(高嶋政伸 )の声
「兼続!兼続はおるか!」
遅れて与七(実頼・小泉孝太郎)と
女(西原亜希)がやってくる。
「わしが連れてきたのじゃ。
わが息子二人に、
是非引き合わせたい
おなごがおるでのう。」
「名は、およし。
わしの新しい女房じゃ。」
「えっ?」
「よしでございます。
よろしくお願いいたします。」
:
「十七?
十七と言えば、わしや与七よりも
年下ではございませぬか。」
「おー、そうなるかのう。」
「父上!
左様な娘を、母と呼ばねばならぬなどとは。。
いかがなものか。」
「よろしゅう頼みます。
兼続。実頼。」
「なんじゃとぉ!」
「まあまあ」
「母上、父上のこと
よしなにお願い申し上げます。」
実頼は、腹立たしいやら情けないやらで、
ついに座を立ってしまう。
------
真田幸村が春日山にやってきた。
上杉景勝(北村一輝)に挨拶する幸村
「真田昌幸が一子、幸村にございます。
諸事、よろしくご指南くださいませ。」
「わしが景勝じゃ」
「はっ」
「われらは、そなたを人質とは思わぬ。
気兼ねなく過ごされればよい。」
「ご家老、直江様にございますな。」
「いかにも」
兼続をにらみつける、幸村。。。
-----
竹林の中で、幸村が槍の稽古をしていると、
泉沢久秀(東幹久)が
練習用の槍を2本持ってやってきた。
1本を幸村に投げる。
「なんのおつもりで。」
「真田の武勇は世に名高い。
どうじゃ、ひとつわしと
手合わせをせぬか。」
「わしも槍にはちとばかり、
覚えがあるでの。」
幸村は、受け取った練習用の槍を投げ捨てると、
本物の槍を久秀に向かって構える。
と、突然竹林の外に向かって走り出す。
おいかける久秀。
竹林の外で、真剣の幸村と
練習用の槍の久秀が戦う。
一歩もお互いに譲らなかったが、
ついに久秀の槍が、幸村の腹に入り、
久秀が勝った。
-----
幸村のために宴を催す、
兼続、久秀、実頼。
幸村は、一言もしゃべらず、
ひたすら酒を飲み続けていたが。。
何かしゃべったらどうだ、と言う兼続に、
「では」と兼続に向き直ると、
「お一つ差し上げとうございます。」
と杯を差し出すが、
「これ、にわかに杯を突き出すとは
若年の分際で無礼であろう。」
「おい、聞こえぬのか!」
「与七、
若い者相手に大人げないぞ」
「今宵は、そなたのための宴じゃ。」
「心にもないもてなしなど、
居心地が悪いだけでございます。」
「われらは、そなたを客人と思うて。」
「これは、意外な。
そこまで取り繕われるとは、
上杉のご家中は、
食わせ物揃いか!」
「今、なんと言うた。」
泉沢が怒る。
「宴の席とは言え、聞きづてならぬ。
槍でかなわぬゆえに、
へらず口で逆らおうというのか。」
「よせ」
「されど。。」
「幸村殿は、
正直に思うところを述べたまで。
上杉が、おのれの目にそう映ったのなら、
今は、それも仕方あるまい。」
「では、拙者の酒を
飲んで頂けましょうか。」
杯を置いて、大きなお椀を差し出す幸村
「では、いただこう。」
椀一杯に注がれた酒を飲み干す兼続。
:
翌日、飲みすぎた兼続が
日も高くなって頭痛とともに目覚めると、
泉沢久秀と実頼がやってきた。
何やらあわてている様子。
謙信公から拝領した槍が盗まれたというのだ。
「春日山にそのようなことを
するものはおりませぬ。」
「幸村の仕業じゃ」
「わたしもそう思いまする」
幸村を疑う二人を、諌める兼続だったが、
幸村が犯人だと信じて疑わない。
幸村の元に駆け付け、
問い詰める久秀に、
もう一度、勝負をして勝てば
本当のことを教えようという幸村。
2度目の戦いが始まる。
今度も、幸村の方の槍は真剣。
幸村は、槍で土を久秀の眼にかけ、
久秀がひるんだところに突きを入れる。
「そこまで!」
「お主、卑怯なまねを!」
「わしの勝ちじゃ!」
戦に卑怯もくそもない。
何としても勝つ。
これが真田のやり方よ。」
-----
兼続は、幸村を、自分の屋敷に引き取った。
亡くなった上杉景虎を受け入れた謙信公にならって、
自分も幸村を信じようというのであった。
心配する実頼に、
「ここは、好きにさせてやってくださいませ」
というお船であった。
------
海まで、幸村と一緒に馬でやってきた兼続。
「どうして盗んでないと素直に言えぬ。」
「その言葉だけでよいのじゃ」
「この性分ゆえ疑われるのも無理はござらぬ。
それに、まことに盗んだやも
知れませぬぞ。」
「わしは、お主を信じておる。」
「なぜそう言いきれます。」
「この海が青いのと同じよ。
理由などない。」
「だから上杉家は愚直者揃いと
あざけられるのです。
この乱世、そうそうたやすう人を信じていては、
命がいくらあっても足りますまいに。」
人を信じたことはない、という幸村に、
兼続は、
「ならばわしは、たとえ裏切られても
信じてみようかのう。」
「その生き方の方が楽しいぞ。」
「まことのことを申しましょう。
腹いせに盗んだのは、わしでござる。」
幸村は1人、馬に乗って先に帰ってしまう。
-----
父の惣右衛門と話をする兼続。
頑なな心さえほぐしてやれば、
きっと世に役立つ侍になるだろうと
信じる兼続。
「わたしは、あやつ自身のためにも教えて
やりたかった。」
「人は信じるに足りるものだと。」
:
惣右衛門を呼びに、よしがやってきた。
父に、若すぎる女房のことについて
一言、言っておきたかった兼続は、
「今の父上を見て、亡き母上は
どんな顔をなさるであろうかと」
「何を言うておる。
お藤なら笑っておる。
ようやるな、と。」
「ははははは」
-----
景勝のもとへ、真田昌幸から書状が届いた。
徳川が、上田に攻めてくるという。
援軍の手配をする兼続。
「殿、一つお願いが。。。」
-----
兼続は、幸村に
「父や兄の危機を救いたくば、
幸村。
手勢とともに、真田に戻るがよい。」
「兄上、幸村は、盟約の
人質でございまするぞ。」
「わかっておる。殿にはご承知頂いた。」
「人質がなくとも援兵を出すというのか。」
「そうだ。」
「なぜだ。なぜ、そこまで。。。」
「それが、上杉なのじゃ」
「運よく生き延びたなら、
また、越後に戻って参れ。
それから、あらためて
人質としての勤めを果たせば
よいではないか。
また、ともに酒を酌み交わそうぞ。」
翌日、幸村は手勢とともに、
信州上田城に帰って行った。
-----
「すまぬ!」
「どうしたのじゃ?」
突然あやまりに来た泉沢久秀
「出てきたのじゃ、槍が。。」
子供が欠けさせた槍を、
槍番が気をつかって、久秀が気づく前に
直しにだしていたのだという。
謝ることできず、もう会えないのでは
ないかと言う久秀に、
必ず生きて帰ってくるという兼続だった。
-----
真田は、上杉からの援軍もあって、
徳川軍を撃退することができた。
真田昌幸が、
上杉は、請われれば援軍を差し向けることを、
こばかにしたように笑う。
「さてさて、お人よしなことよ」
「お言葉ながら、
此度ばかりは、
そのお人よしに救われたのでは
ないでしょうか。」
「姉上が惚れたわけがわかりました。
あの男に。」
微笑む初音。。
-----
真田昌幸から、援軍への礼状が
景勝に届くが、幸村のことは、
何も書いていなかった。
「気を落とすな」
と兼続をなぐさめる景勝。
-----
ある日、兼続が庭にでると、
入口に立っていたのは。。。
「幸村!」
泉沢久秀と実頼も駆けつける。
「真田幸村、このたび、
直江兼続様の弟子となるべく
もどって参りました。」
「以後、よろしくお願い致しまする」
「弟子?」
「はい。」
兼続は、笑うと、
「好きにするがよい。」
「直江様!」
tag:天地人 / あらすじ / 真田幸村 / 泉沢久秀 / 直江兼続
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朝鮮、明国との戦のため、海を渡った上杉景勝(北村一輝)たちは、
熊川(ウンチョン)で城普請にあたっていたが、
戦況はおも・・・
第31回 天地人あらすじ「愛の花戦(はないくさ)」8/2
大河ドラマ天地人 第31話「愛の花戦(はないくさ)」(8月2日放送)
天正19年7月、菊姫とお船を京に送り出した
上杉景勝(北村一輝)と直江兼続(妻夫木聡)は、
出羽庄内の一揆鎮圧のため出兵・・・
第30回 天地人あらすじ「女たちの上洛」7/26
大河ドラマ天地人 第30話「女たちの上洛」(7月26日放送)
戦が終わったことを喜ぶ、
直江兼続(妻夫木聡)とお船(常盤貴子)
だが兼続には、気がかりなことがあった。
関白秀吉(笹・・・
第29回 天地人あらすじ「天下統一」7/19
大河ドラマ天地人 第29話「天下統一」(7月19日放送)
天正17年11月、秀吉は、北条氏に宣戦布告。
上杉景勝(北村一輝)は、戦を前に
家臣一同の前で告げる。
「よいか者ども・・・
第28回 天地人あらすじ「北の独眼竜」7/12
大河ドラマ天地人 第28話「北の独眼竜」(7月12日放送)
天正17年3月、お船(常盤貴子)は
出産を控えて春日山から与板城に戻っていた。
樋口惣右衛門(高嶋政伸)と
後妻・およし(西・・・
第27回 天地人あらすじ「与六と与七」7/5
大河ドラマ天地人 第27話「与六と与七」(7月5日放送)
天正15年10月、上杉景勝(北村一輝)は、
越後全土を平定した。
父・樋口惣右衛門(高嶋政伸)と
後妻・およし(西原亜希)・・・














