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第19回 天地人あらすじ「本能寺の変」5/10

大河ドラマ天地人 第19話「本能寺の変」(5月10日放送)


明智光秀(鶴見辰吾)が謀反を起こし、
織田信長(吉川晃司)がついに倒れます。
歴史が大きく動きます。。。
--------------------------------------

越後に深入りした森長可(もりながよし)
を討つため、上杉本軍は春日山近くまで
急ぎ戻った。

そこへ、三国峠で滝川一益の軍勢を破ったとの
知らせが届く。
喜ぶ上田衆を尻目に、
兼続(妻夫木聡)は心配そうな顔。
森長可の撤退を恐れたのである。

魚津城の仲間を犠牲にしてまで
おびき寄せた森長可を討つことが
できなければ、
自分の行為、魚津の仲間たちの犠牲が
無に帰す。

後続が追いつく間もなく、
森長可を追った兼続達であったが、
時すでに遅く、
森長可は撤退した後であった。

逃げ去った織田軍を、川岸で
追い続けようと叫ぶ、兼続の必死の姿が、
この作戦にかけていた兼続の
想いの強さを表していた。

失意に打ちひしがれる兼続。。。


直江屋敷に戻った兼続は、
廊下に柱に花が差してあり、
部屋に膳の支度がしてあることに気づく。

そこへ、お船(常盤貴子)がやってくる。

「お帰りなさいませ。」
膝をついて挨拶するお船。

「お船どの。。。」

「お船とおよび下さい。」

「いつ、こちらに。。」

「3日前、与板より出て参りました。」

「左様でござい。。。そうであったか。」
言い直す兼続。

「お腹がすいておられましょう。
食事の支度ができております。」
ぎこちない二人。。

「さあ、お座りください。」

「どうぞ。。。。」
にやにや、ちらちらと見る侍女のかよ(あき竹城)。
「旦那さま。」
何か、もの言いたげである。

「そう言えば、途中、煎り米を食べたきり
何も口にしておらなかったわ。」
今更ながら、腹がすいていることに
気づいた兼続。

「では、どうぞ」

「頂くとするか。」

箸を手に取った兼続だったが、
魚津に残した仲間のことを思い出し、
手に付けられず、箸を置く。

「お船どの。
わたしは、魚津の方々にひどい仕打ちを。。」

「あなた様が倒れたら、
どうなさるおつもりですか。
次の出陣の采配は、誰が揮うのでございます。」

「だが。。」

「今は、召し上がるのも、お勤めのうち」

再び箸を取り、食べ始める兼続。
食べながら、泣き出してしまう。
(相変わらずの泣き虫である。
もう泣かないといった約束を、
何回やぶったことか。。。)

いつの間にか寝込んでしまった兼続。
お船は、着物をかけて、そばでずっと見守っていた。

目を覚ました兼続。

「お船」

「何か?」

「そなたには、会って
詫びを言わねばならないと思っていた。
そなたの心を確かめず、強引に直江家の婿になったこと。
家中をまとめるためとは言え、申し訳ないことをした。」

「そのようなこと。。

あなたさまは、お家のため、
ただそれだけのために、
わたくしと夫婦になったので
ございますか。」
傷ついたお船。。。
今にも泣きだしそうだ。

過去のお船との思い出に
想いを馳せる兼続。

「違う」

はっとして、笑顔になる お船

「わたくしの想いも、
同じでございます。」

「わしの命は、明日をも知れぬ。
だが、これでもう、
思い残すことはない。」

「船は、あなた様の妻です。」
 :
「あとのことは心配なさらず、
存分にお働き下さい。」

------

籠城を続ける魚津城より、
明智光秀(鶴見辰吾)からの密書が
上杉景勝(北村一輝)のもとへ届けられた。

「敵方は、魚津になんと?」

「当方に無二の馳走を申し上ぐ可くと」

「光秀側に我らが馳走せよと??」

「無二の馳走とは、どういう意味じゃ」

「光秀に味方をせよとの意味でしょうか?」

「何故そのようなことを?」

「もしや、謀反を。。」

-----

あくる日、夜明け前の京の都。

「時は今なり!
敵は、本能寺にあり!」


「敵の旗印は、水色桔梗。
明智殿ご謀反!」

森蘭丸の報告を受け
床から起きる織田信長(吉川晃司)
「是非に及ばず」

初音(長澤まさみ)が信長のもとに駆けつける。
「信長さま、明智殿が!」

「おまえは行け」

「信長さま!」

「われの天下、お前に見せてやりたかった。」

「天下は目の前にございます。
お逃げ下さい。」

「信長の夢、お前が見届けよ。」

無念そうな初音。。。

初音の頬をさわる信長。

あきらめた初音は、
無念さをこらえつつ立ち去る。

「天下の夢か。。。」

「はかない瞬きであった。」

弓をとって、侵入する明智軍と戦う信長。
やがて、敵の矢を胸に受けると、
ここまでと観念し、屋敷の奥に下がる。

屋敷には、火が放たれた。

燃える屋敷の中に座る信長。

目の前に上杉謙信(阿部寛)が現れる。
なぜか、毘沙門洞に座っている信長。。

「謙信入道か」

「いかにも」

「一度会うてみたいと思っていた。」

「天地人。。。

天の時、地の利、人の和
その3つを合わせ持つ者こそ、
天下を治めるに価する。」

「時はいつも、おれに味方した。
地の利も我がものであった。。。人か。。」

「人の心をないがしろにした。
人の心は力で動かすことはできぬ。」

「きれいごとでは、この世はなおらん。
打ち破る力無くして何ができる。
それが悪だというのか。
俺は喜んでその道を選ぶわ。
信じるは、己のみ。」

「さても悲しき男よ。」

「であろう?」

もとの炎のなかに、一人戻った信長。

天正10年6月2日。
織田信長は、49歳の生涯を閉じた。
奇しくも、上杉謙信と同じ年であった。

-----

燃える本能寺を高台から見守る明智光秀。
そこへ、初音が来て、後ろから首を絞める。

「あの男に…天下はまかせられぬ。」

「わが身の恨み、
晴らしただけでは、ございませぬか!」

「わたしは、正しきことをしたまで。
もう、あとには戻れぬ。」

刀を抜く光秀、飛んで身をかわす初音。

「あさましきこと!」

「信長が消えて、喜ぶ武将は星の数ほどおろう!」
逃げる初音に向かって叫ぶ光秀。

-----

越中魚津城では、信長の死を知らない柴田勝家が
最後の総攻撃をしかけていた。

吉江宗信(山本圭)をはじめ、
追いつめられた面々が、
自分の名前を木札に書いて髪に結びつけていた。
自刃する覚悟である。

「よくぞ、今までともに
戦い続けてくれた。礼を言う。」

「われらは、上杉の侍。
その心は一つでございます。」

「散るは覚悟の上。
悔いはなし。」


阿部政吉(葛山信吾)が、
子供の頃からの兼続との思い出に
想いを馳せる。。。

「頼んだぞ。兼続。。」

------

魚津の玉砕の知らせを聞いた春日山では、
上田衆が、その悲報を嘆いていた。

あきらめては、ならぬと叱咤激励する兼続。
そこへ、柴田勝家が、越中から陣を引き、
滝川一益や森長可も引いていった
との知らせが届く。

「あの明智光秀の言伝は、
やはり味方をせよということでは?」

「殿、明智光秀は、
謀反を起こしたのではないでしょうか。」

まもなく、本能寺の変の知らせが
春日山にも届く。

明智光秀は、上杉をはじめ諸将に味方するように
書状を送っていたが、
その書状が上杉に届いたときには、すでに
羽柴秀吉に敗れた上に、農民に竹槍で
刺し殺されていた。

「天よ、お見限りなされたか。。。」

本能寺の変からわずか11日後のことだった。

-----

越後の危機は去った。

毘沙門洞で、上杉景勝が上田衆に
話している。

「忘れるでない。
わしらには、御屋形様がついておられる。

わしらには、天が味方しておるのじゃ。」

-----

時代の流れをしみじみと語りあう
兼続とお船。

「わたくしは、あなた様にずっと
ついて参ります。」

突然心配そうに兼続を見て、
「ご迷惑でなければ。」

「そのようなことは、ござらぬ。
わたしが、いくじなく迷った時には、
背中を押して頂きたいのです。」

「その言い方。」

「えっ?」

「あたな様は、わたしの旦那さまです。
もっと偉そうにしてくださいませ。」

「背中ならいくらでも押しまする。
そんなに力はございませぬが。」

「いや、今までも
そなたがいてくれた御蔭じゃ」

「お船。
そなたはいつも、
わしを励まし、勇気づけてくれた。」

「お前様。」

「わしは、ほんに良き女子を妻とした。
ありがたいと思うておる。」

お船の手を握る兼続。
もう一方の手を重ねるお船。

肩に手を回し、お船を引き寄せる兼続。
二人の心はしっかりと結びついていた。


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